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【2026年版】在宅薬局の収益シミュレーション|訪問件数×単位数で月いくらになるか

在宅薬局の収益シミュレーション|在宅ファーマ

「在宅を始めたら、実際いくらになるのか」——本記事では居宅療養管理指導の単位数から在宅部門の月間収益をモデル計算します。結論から言うと、収益構造は「訪問件数 × 単一建物人数の区分ミックス」でほぼ決まります。※居宅療養管理指導費は全国共通で1単位=10円です。地域区分による単価の上乗せはありません。実際の請求額は単一建物居住者の人数、算定回数、加算の適用、別に算定する調剤報酬などで変わるため、条件を置いたモデルとしてご覧ください。 根拠:東京都福祉局:地域区分(令和6〜8年度)・サービス種類ごとの1単位の単価。

目次

前提:収益の元になる単位数

区分単位数(1回)
単一建物居住者 1人(個人宅など)518単位(約5,180円)
同 2〜9人(小規模施設・同一建物)379単位(約3,790円)
同 10人以上(大規模施設)342単位(約3,420円)
情報通信機器(オンライン)46単位(約460円)

モデルA:個人宅中心の薬局

個人宅へ訪問する薬剤師
個人宅中心のモデルは訪問件数が収益を決める。

薬剤師1名が1日4件×週5日、月80件を訪問(全て単一建物1人・月2回訪問=患者40名)した場合:

80件 × 518単位 × 10円 = 月あたり約41万円(居宅療養管理指導のみ。調剤報酬・加算は別途)。1件あたりの移動+滞在+記録を計90分とすると月120時間。時間あたり約3,450円が薬学管理部分の粗い生産性です。

モデルB:施設中心の薬局

施設のスタッフステーションで打ち合わせる薬剤師
施設中心のモデルは1回の訪問で複数人を担当する。

同じ薬剤師1名が施設一括訪問で月200件(10人以上の区分)を担当した場合:

200件 × 342単位 × 10円 = 月あたり約68万円。1件あたりの実働が短いため件数を積めるのが施設型の特徴です。ただし1施設への依存度が上がるため、契約終了リスクは分散が必要です。

モデルC:ミックス型(現実的な形)

内訳件数/月収益概算
個人宅(518単位)40件約20.7万円
小規模施設(379単位)60件約22.7万円
オンライン(46単位)10件約0.5万円
合計110件約44万円/月

これに調剤報酬側(調剤基本料・薬剤調製料・処方箋1枚あたりの技術料)が上乗せされます。処方箋単価の目安は処方箋1枚あたりの利益で詳しく解説しています。

コスト側:見落としがちな3項目

  • 人件費:在宅対応分の薬剤師工数(モデルAで月120時間≒0.7人月)。ここが最大コスト
  • 車両・移動:社用車リース・ガソリン・駐車。月3〜5万円規模になることが多い
  • 間接業務:記録・報告・算定管理。DX化しないと利益を食う(効率化DXの実務)

収益を伸ばすレバーは3つ

  • 件数(特に施設):営業導線の設計(在宅の始め方)
  • 算定の取りこぼしゼロ化:人数区分・回数上限・加算(算定漏れの5大原因)。当サイトの無料判定ツールで一度チェックを
  • 特例患者・加算への対応力:がん末期(週2月8回)や麻薬管理指導加算(100単位)など、重症度の高い患者を受けられる体制は収益面でも差になる

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出典・参考(一次情報)

本記事の点数・単位数・算定要件は、公開時点の厚生労働省の告示・通知・疑義解釈資料等にもとづいています。実際の算定にあたっては、必ず最新の一次資料をご確認ください。

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この記事を書いた人

薬剤師マルのアバター 薬剤師マル 在宅ファーマ編集長

薬剤師。公認スポーツファーマシスト/サプリメントアドバイザー。調剤薬局・在宅医療の現場経験をもとに、在宅薬剤師と薬局経営者へ向けて、算定・実務・経営のリアルな情報を発信しています。記事は厚生労働省の告示・通知や公的データ・業界資料を確認のうえ作成し、最新の改定情報の反映に努めています。

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