在宅で扱う頻度の高い薬剤TOP30|投与経路別・症状別の早見表【新人在宅薬剤師向け】

在宅で扱う頻度の高い薬剤TOP30|投与経路別・症状別の早見表【新人在宅薬剤師向け】|在宅ファーマ

在宅医療で扱う頻度の高い薬剤を投与経路別・症状別に整理しました。新人薬剤師が在宅シフトする際の参考、または管理薬剤師のチェックリストとしてご活用ください。

目次

経口薬 TOP10

一包化された在宅患者向けの薬
在宅で出会う薬は、種類より「飲めているか」で選び直される。
  • 降圧薬(ARB・Ca拮抗薬)
  • 糖尿病薬(DPP-4阻害薬・SGLT2阻害薬)
  • 抗血栓薬(DOAC・抗血小板薬)
  • 緩下剤(マグミット・センノシド)
  • 胃薬(PPI・H2ブロッカー)
  • 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン・NSAIDs)
  • 抗認知症薬(ドネペジル等)
  • 抗精神病薬(クエチアピン等)
  • 骨粗鬆症薬(ビスホスホネート・デノスマブ)
  • 抗パーキンソン病薬(レボドパ等)

外用薬 TOP10

  • ステロイド軟膏
  • 保湿剤(ヘパリン類似物質)
  • 湿布薬(NSAIDs貼付剤)
  • 抗真菌薬
  • 抗菌軟膏
  • 褥瘡治療薬
  • 点眼薬(緑内障・ドライアイ)
  • 点鼻薬
  • 口腔ケア剤
  • 麻薬貼付剤(フェンタニル等)

注射剤 TOP10

トレーに準備された注射剤
注射剤は保管条件と廃棄の手順まで含めて設計する。
  • インスリン製剤
  • 抗凝固薬(ヘパリン・低分子ヘパリン)
  • 抗菌薬(点滴用)
  • 輸液(電解質補正・栄養)
  • 麻薬(モルヒネ・オキシコドン注)
  • 制吐剤
  • ステロイド注射
  • 免疫抑制薬
  • ビタミン剤
  • 緊急時用(アドレナリン等)

症状別早見表

  • 疼痛:NSAIDs → 弱オピオイド → 強オピオイド(WHO三段階)
  • 便秘:マグミット → 刺激性緩下剤 → 浣腸・摘便
  • 不眠:非ベンゾジアゼピン系 → ベンゾジアゼピン系(高齢者注意)
  • 嚥下困難:剤形変更(OD錠・液剤・貼付剤)
  • 褥瘡:状態別の外用薬選択

投与経路選択のコツ

  • 嚥下困難の場合:貼付剤・舌下剤・坐剤
  • 家族介護者対応の場合:1日1回製剤を優先
  • 急性症状の場合:注射・舌下
  • 長期投与の場合:服用しやすい剤形を最優先

まとめ

在宅医療で頻繁に扱う薬剤を知っておくことは、訪問効率と薬学的判断の質の両方を高めます。本記事のリストを「自店の在宅頻度TOP30」として、新人教育やチェックリストにご活用ください。

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監修・編集:在宅ファーマ編集部(薬剤師・実務7年目)
最終更新日:2026年7月14日
本記事は厚生労働省の告示・通知や公的資料を確認のうえ作成しています。最新の算定要件・点数は各年度の改定内容と原典で必ずご確認ください。

よくある質問

Q. 在宅医療でよく使われる経口薬にはどんなものがありますか?

A. 頻度の高い経口薬として、降圧薬(ARB・Ca拮抗薬)、糖尿病薬(DPP-4阻害薬・SGLT2阻害薬)、抗血栓薬(DOAC・抗血小板薬)、緩下剤(マグミット・センノシド)、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン・NSAIDs)、抗認知症薬(ドネペジル等)、抗パーキンソン病薬(レボドパ等)などが挙げられています。

Q. 嚥下が難しい在宅患者への薬はどう選べばいいですか?

A. 嚥下困難の場合は、OD錠・液剤・貼付剤への剤形変更や、貼付剤・舌下剤・坐剤といった投与経路の選択が紹介されています。あわせて、家族介護者が対応する場合は1日1回製剤を優先し、長期投与では服用しやすい剤形を最優先にする、といった投与経路選択のコツも整理されています。

Q. 在宅での疼痛管理はどのような順で薬を使いますか?

A. 症状別早見表では、疼痛はNSAIDsから弱オピオイド、強オピオイドへと段階的に進めるWHO三段階の考え方で整理されています。頻度の高い薬剤としては、外用薬ではフェンタニル等の麻薬貼付剤、注射剤ではモルヒネ・オキシコドン注などの麻薬が挙げられています。

Q. 在宅で扱う頻度の高い注射剤にはどんなものがありますか?

A. インスリン製剤、ヘパリン・低分子ヘパリンなどの抗凝固薬、点滴用の抗菌薬、電解質補正・栄養のための輸液、モルヒネ・オキシコドン注などの麻薬、制吐剤、ステロイド注射、アドレナリン等の緊急時用薬剤などが、在宅で扱う頻度の高い注射剤として挙げられています。

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この記事を書いた人

薬剤師マルのアバター 薬剤師マル 在宅ファーマ編集長

薬剤師(実務7年目)。公認スポーツファーマシスト/サプリメントアドバイザー。調剤薬局・在宅医療の現場経験をもとに、在宅薬剤師と薬局経営者へ向けて、算定・実務・経営のリアルな情報を発信しています。記事は厚生労働省の告示・通知や公的データ・業界資料を確認のうえ作成し、最新の改定情報の反映に努めています。

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