在宅医療で扱う頻度の高い薬剤を投与経路別・症状別に整理しました。新人薬剤師が在宅シフトする際の参考、または管理薬剤師のチェックリストとしてご活用ください。
経口薬 TOP10

- 降圧薬(ARB・Ca拮抗薬)
- 糖尿病薬(DPP-4阻害薬・SGLT2阻害薬)
- 抗血栓薬(DOAC・抗血小板薬)
- 緩下剤(マグミット・センノシド)
- 胃薬(PPI・H2ブロッカー)
- 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン・NSAIDs)
- 抗認知症薬(ドネペジル等)
- 抗精神病薬(クエチアピン等)
- 骨粗鬆症薬(ビスホスホネート・デノスマブ)
- 抗パーキンソン病薬(レボドパ等)
外用薬 TOP10
- ステロイド軟膏
- 保湿剤(ヘパリン類似物質)
- 湿布薬(NSAIDs貼付剤)
- 抗真菌薬
- 抗菌軟膏
- 褥瘡治療薬
- 点眼薬(緑内障・ドライアイ)
- 点鼻薬
- 口腔ケア剤
- 麻薬貼付剤(フェンタニル等)
注射剤 TOP10

- インスリン製剤
- 抗凝固薬(ヘパリン・低分子ヘパリン)
- 抗菌薬(点滴用)
- 輸液(電解質補正・栄養)
- 麻薬(モルヒネ・オキシコドン注)
- 制吐剤
- ステロイド注射
- 免疫抑制薬
- ビタミン剤
- 緊急時用(アドレナリン等)
症状別早見表
- 疼痛:NSAIDs → 弱オピオイド → 強オピオイド(WHO三段階)
- 便秘:マグミット → 刺激性緩下剤 → 浣腸・摘便
- 不眠:非ベンゾジアゼピン系 → ベンゾジアゼピン系(高齢者注意)
- 嚥下困難:剤形変更(OD錠・液剤・貼付剤)
- 褥瘡:状態別の外用薬選択
投与経路選択のコツ
- 嚥下困難の場合:貼付剤・舌下剤・坐剤
- 家族介護者対応の場合:1日1回製剤を優先
- 急性症状の場合:注射・舌下
- 長期投与の場合:服用しやすい剤形を最優先
まとめ
在宅医療で頻繁に扱う薬剤を知っておくことは、訪問効率と薬学的判断の質の両方を高めます。本記事のリストを「自店の在宅頻度TOP30」として、新人教育やチェックリストにご活用ください。
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最終更新日:2026年7月14日
本記事は厚生労働省の告示・通知や公的資料を確認のうえ作成しています。最新の算定要件・点数は各年度の改定内容と原典で必ずご確認ください。
よくある質問
Q. 在宅医療でよく使われる経口薬にはどんなものがありますか?
A. 頻度の高い経口薬として、降圧薬(ARB・Ca拮抗薬)、糖尿病薬(DPP-4阻害薬・SGLT2阻害薬)、抗血栓薬(DOAC・抗血小板薬)、緩下剤(マグミット・センノシド)、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン・NSAIDs)、抗認知症薬(ドネペジル等)、抗パーキンソン病薬(レボドパ等)などが挙げられています。
Q. 嚥下が難しい在宅患者への薬はどう選べばいいですか?
A. 嚥下困難の場合は、OD錠・液剤・貼付剤への剤形変更や、貼付剤・舌下剤・坐剤といった投与経路の選択が紹介されています。あわせて、家族介護者が対応する場合は1日1回製剤を優先し、長期投与では服用しやすい剤形を最優先にする、といった投与経路選択のコツも整理されています。
Q. 在宅での疼痛管理はどのような順で薬を使いますか?
A. 症状別早見表では、疼痛はNSAIDsから弱オピオイド、強オピオイドへと段階的に進めるWHO三段階の考え方で整理されています。頻度の高い薬剤としては、外用薬ではフェンタニル等の麻薬貼付剤、注射剤ではモルヒネ・オキシコドン注などの麻薬が挙げられています。
Q. 在宅で扱う頻度の高い注射剤にはどんなものがありますか?
A. インスリン製剤、ヘパリン・低分子ヘパリンなどの抗凝固薬、点滴用の抗菌薬、電解質補正・栄養のための輸液、モルヒネ・オキシコドン注などの麻薬、制吐剤、ステロイド注射、アドレナリン等の緊急時用薬剤などが、在宅で扱う頻度の高い注射剤として挙げられています。

